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ラッピング定盤の品質はラップ加工時のワーク精度を決めると同時にお客様の研磨加工コスト全体にも大きな影響を及ぼします。当社のラッピング定盤は素材の製法、その加工方法には決して妥協せず、お客様にとって、一番有益となるものをご提供しております。
【鋳物素材】当社創業時より共に素材を開発していただいている、鋳物工場を有する大手機械メーカより直接購入しているものを使用しています。特殊製法で無欠陥対策をしているだけでなく、鋳込後、小径定盤や修正キャリアなども含めた全ての製品素材に必ず熱処理(焼鈍)を施しており、硬度や組織の均一化にも十分配慮した素材となっております。
【加工工程】ラッピング定盤専用のNC縦型ターニング、溝切加工機、孔加工機にての加工は当然ながら、最終研磨では円盤状の精度出しには最も効果のある横軸ロータリー研磨機にて仕上げております。加工時間は多く必要としますが、その平行度と平坦度には絶対の自信を持っております。ステンレス研磨定盤や修正キャリアも同様の仕上げ研磨を行っております。
当社の球状黒鉛鋳鉄(ダクタイル鋳鉄)は素材研磨面より取付面に至るまで、黒鉛の球状化率85〜90%、フェライト化率99%の組織をベースに硬度HB150〜180とばらつきの少ない安定した品質を有しています。
(標準素材:FCD450)
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